3.ぐんまの総合的な観光振興施策の取り組みについて

Q.

どのような考えで観光振興に取り組んでいこうとしているのか?

(須藤昭男)

 現在、群馬県では組織横断的に「ウェルカムトゥぐんま推進委員会」を設置し各部局に観光マネージャーを置いて広い意味の観光に全庁を挙げて取り組んでおります。残念ながら昨年度は温泉の偽装表示問題や浅間山の噴火、新潟県中越地震、愛知万博開催等の影響により県内観光客は対前年比5.3%減少したとの報道がありました。
 先日、産業経済常任委員会で四万温泉に調査に行ってきました。入内島町長はじめ温泉協会、観光協会のみなさんが町を挙げて、観光客誘致に非常に熱心に取り組んでおり、量から質への転換を進め、町全体のそうした情熱などが四万温泉の元気の源であると感じました。
 そして、何より強く感じたのはマスコミを通じたPR活動に力を入れていることでした。限られた予算の中で最大の効果を挙げることが重要であります。
県においては、観光マネージャーをフルに活用し、積極的にPR活動に努め、1人でも多くの観光客を群馬に呼び込むことが重要であると思います。
 私が、常日頃感じていることは、観光振興を推進していく上で特に重要なことは、県の観光に関わる担当者と県内の市町村や観光協会・温泉協会など観光に携わる方々、さらには地域住民との「人と人」との繋がりだと考えております。この点がキーポイントであり、いかにこれを醸成し、高めていくことが大切であり、県が推し進めている「おもてなしの心」をもって、観光客を迎える基本的な柱であると認識しております。
 また、私たち日本人が中国や韓国、東南アジア等に行った時、現地の方々は、かたことの日本語で話しかけてきますが、日本ではどうでしょうか、通訳がいないと会話が出来ず、コミュニケーションさえ、とれません。外国から来る観光客をもてなす場合、大きな障害となるのが、言語であります。国際観光を推進する県としては、重要な問題であると思います。
 そこで、これらのことを踏まえて県として、どのような考えで観光振興に取り組んでいこうとしているのか、お伺いいたします。
 また、本年度の主な観光施策のうち半年あまりが経過した現時点においての進捗状況はどのようになっているのか、
 そして、群馬県の国際観光振興への取り組みについて、どのように考えているのか、以上3点について産業経済担当理事にお伺いいたします。

A.

外国人観光客の誘客は、地域経済の活性化やお互いの国の理解を深めるために有意義、積極的に取り組んでいきたい。

産業経済担当理事(池田秀廣)

  ぐんまの総合的な観光振興施策の取り組みについてお答えいたします。
  豊かな観光資源を持つ本県において、観光振興上強く留意すべきことは、須藤議員御指摘の「人と人」のつながりであると考えており、関係団体による研修を実施しているほか、豊かな知識や卓越した議論を身につけ、人の温かみを伝えている「ぐんまの達人」を認証するなど、「人と人」をつなぐ事業に取り組んでおります。今後においても、市町村、関係団体、県民などとのつながりを大切にし、「おもてなしの心」あふれる本県の観光振興に向けて取り組んでまいります。
  次に、本年度の主な観光振興施策の進捗状況についてでありますが、まず、県・市町村・関係団体一体の「群馬の旅特別宣伝協議会」が行う「大型観光宣伝事業」では、7月に都内で「まるごと群馬デー PartW」のオープニングレセプション、これを旅行及びマスコミ関係者など多くの参加を得て開催いたしました。また、県内で行われる観光イベントを紹介する「ぐんま観光イベント特集」を20万部作成し、県内外で配布しているほか、新たに作成した5連の観光ポスター「国際ブランド、GUNMA」、このポスターを7月の1カ月間、JRの全国主要駅1460駅で掲示いたしました。
  さらに、市町村や観光団体を支援する「千客万来支援事業」では、26件、補助金6750万円の8割強を既に内示しましたが、補助メニューとしても、長期的な計画に基づいて、個性的な魅力を持った観光地づくりを支援するため、新たに「一地域一観光地づくり」を設け、長野原町の「旧草軽電鉄駅舎保存事業」、伊香保町の「眺望の里づくり事業」などを助成しております。なお、「愛・地球博」や「第16回世界少年野球大会群馬大会」、こういった様々なイベントにおいて、本県の観光や物産のPRを実施したところであります。
  次に、国際観光振興への取り組みの考え方であります。
  国はビジット・ジャパン・キャンペーンを行っていますが、本県としても国際観光を重要なものと位置付け、本県独自、または新潟・長野などと連携して取り組んでおります。また、本年度、外国人の委員を含め、「国際観光振興戦略策定研究会」を設置し、振興策全般にわたり検討を重ねているほか、来月には、小寺知事が関東地方知事会で提案した1都9県による国際観光振興として、「台北国際旅行博」に出展することとしております。外国人観光客の誘客は、地域経済の活性化やお互いの国の理解を深めるために大変意義がありますので、積極的に取り組んでまいりたいと考えております。
  以上であります。



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